【知ってる?】画像ファイル拡張子のアレコレを知って正しく使う!
突然ですが、例えばみなさんが普段目にするjpegファイル、この拡張子についてどのくらい知っていますか?
ほとんどの人が画像ファイル!くらいにしか認識していないと思います。私もその一人でした。調べてみると、どこまでも詳しいことが書かれていたんです!
ここでは画像ファイルについて、私なりに分かりやすいように一覧としてまとめてみました。(拡張子を規格と書いてる場合もあります)
みなさんの知識の幅が1ミリでも広がればうれしく思います!!
そもそも拡張子とは?
ファイル名の.(ドット)の後にある3文字程度のアルファベットのことを拡張子と言います。
windowsだけは大文字と小文字の区別がありません。
例えば[jpg]と[JPG]と[jpG]どれでもイケます
※表示されていない人は以下の画像のように設定できますよー(Windows・Mac)
画像ファイルは拡張子によって、容量や画質が変わってきます。使う場面に合わせて最適なファイルを扱いたいですね。
JPEGファイル
JPEG-[Joint Photographic Experts Group]
この規格を作った組織の名前がそのまま拡張子名になっています。jpegのgはグループの略だったんですね~
基本的に「jpeg」や「jpg」と表記される場合が多いようです。
フルカラーのまま高圧縮で扱えるので、写真とかに使用されています。
不可逆圧縮という一度圧縮したものは元に戻せないという性質があります。どういうことかと言うと、今持ってるjpegファイルの画質などを更にキレイにすることは通常不可能だということです。
そして面白いのが、上書き保存などをすると画像の劣化が起こるということです。これは気になるー!!
検証
左が元画像、右がフォトショップで5回保存を繰り返した結果です。右の方が粗くなっているのが分かりますか??
jpegは圧縮するために小さくモザイクをかけてるイメージなのでこういう結果になるのです。
保存のときに圧縮されるのが原因なので、普通に画像のコピーや移動などで劣化することはありません。
あ、ジェイペグと読みます。
JPEG画像のオタプレ的まとめ
JPEGの由来は、JPEGという規格を定めた組織名
フルカラーで高圧縮、よってデジタル写真にも使用される万能ファイル形式
万能な仕組みは、圧縮するのみで逆はできない!背水の陣!
上書き保存による劣化があるが、普通に人にあげたり、コピーしたりでは問題なし!
GIFファイル
GIF-[Graphics Interchange Format]
アメリカのパソコン通信大手CompuServeが開発しました。ここで面白いエピソードがw
最初はGIFをいくら使ってもお金は取らない方針でしたが、広く普及されると手のひらを返しました(焦
2004年に特許は失効され今では自由に使うことが出来るという、何ともお騒がせな規格ですww
こちらは可逆圧縮、無劣化です!でも256色までしか扱えません。よって容量は軽いです。jpegのような劣化がないので性質を活かし、色数の少ないロゴやボタンなどに多く使われています。
他にもアニメーションGIF、透過GIF(半透明はできない)など拡張仕様があります。どれも拡張子はGIFです。あ、ジフと読みます
GIF画像のオタプレ的まとめ
特許のお金問題でもめたお騒がせ規格w
256色までしか扱えないので容量が軽い。簡単な画像に便利!
アニメGIFや透過GIFといったものもある。
PNGファイル
PNG-[Portable Network Graphics]
Unisys社がGIFの代わりになるようにと開発しました。なぜかというと、GIFのとこで書きましたが特許の問題があったからです。
でもGIFの特許は失効したので、生まれてきた意味を失った悲哀に満ちた拡張子です...。
こちらもGIFと同様に可逆圧縮で画質の劣化はありません。色数はフルカラーまで対応しています。
PNGと言えば透過のイメージがある方もいるかと思います。その通り透過に優れており、半透明なども可能です。
図やイラストなどによく用いられています。写真とかにも使われますが容量が大きくなります。あ、ピングと読みます。
PNG画像のオタプレ的まとめ
GIFの代わりにと生まれてきたが、GIF生きてた。共存の道へ・・。
フルカラーまで対応、画質の劣化はなし。
透過に優れ、図やイラストなどによく用いられる。
その他ファイル形式
以下はあまり馴染みがない拡張子だと思います。
現在webには対応していません。しかし色んなとこで使われてるみたいです。
BMPファイル
BMP-[Microsoft Windows Bitmap Image]
Microsoftがwindowsで標準で対応するために作った規格です。アイコンなどで使われています。
フルカラー使用でき無圧縮なので、容量が大きいのが特徴です。
最近ではあまり見られなくなったように思います。
ビーエムピーやビットマップと読むのが一般的みたいです。
TIFFファイル
TIFF-[Tagged Image File Format]
Microsoftや現adobeによって開発されました。
タグと呼ばれる識別子を付けることで様々な表現を可能にしているらしいです。
RBG/CMYKにも対応しており、圧縮方法も複数使用できます。いろいろできるが故にファイル容量は大きいです。
写真などで使われることもありますが、よほどのことがない限りJPEGで事足ります。
TGAファイル
TGA-[Truevision Graphics Adapter]
あまり聞きなじみもないですが、透過でき、ガンマ値、テクスチャなどもメタデータとして含めることのできる規格です。
そのため、フォトショップやGIMPなどのアルファチャンネル機能があるソフトでないと開けません。
結論として、一般的ではないファイル形式ということで大丈夫だと思います。
まとめ
- 写真などは基本JPEG
- ロゴやイラストなどはGIF/PNG
- アニメーション画像はGIF
- 透過のある画像はPING
- BMP、TIFF、TGAファイルはWebに対応していない。
これでSNSやブログにあげる画像はカバーできると思いますよ~
私も勉強になりました!画像内容に合わせて適切なファイルを使っていきたいですね!